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マーチン・ベイカー MB 3は、6門の20mm機関砲を装備した英国の試作戦闘機である。試作機が墜落したことにより開発プログラムはキャンセルされた。 == 設計と開発 == 以前のMB 1とMB 2から得た教訓を活かしてジェームズ・マーティンとヴァレンタイン・ベイカー大尉は、出力2,000 hpのネイピア セイバー 24気筒H型エンジンを搭載しデ・ハビランド製可変ピッチ3枚プロペラを駆動する新しい設計のMB 3の設計/開発に資金を投じた。 MB 3は英航空省の戦闘機の要求仕様に応じて計画された。主翼内に各200発の弾薬を持つ6門の20 mm 機関砲を装備するこの仕様は、当時の既存戦闘機の中では最も重武装の戦闘機であった。運用の観点からMB 3ではターンアラウンド時間の短縮に努力が払われ、弾薬の装填には手間がかからないように工夫されていた。この設計にために発行された航空省要求仕様 F.18/39により3機が発注された。 基本的な特徴は以前の機種と同様のものである一方で多くの新機軸を採用していたMB 3は、胴体の基本構造は鋼管製を踏襲していたが外板は以前の木製と羽布張りから金属製に替えられていた。主翼は、強度と最小限のたわみしか許さない強固さを与えるトーションボックスと薄板鋼板製主桁の組み合わせた構造であった。 細部にも注意が払われ、マーチン設計の空気作動式降着装置は単純、堅牢、高効率で信頼性に富むものであった。主翼のフラップも空気作動式であり、油圧式につきまとう作動上の不確かさや整備上の問題が排除されていた。主翼下には右側に冷却液用、左側に潤滑油用のラジエーターを備えていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マーチン・ベイカー MB 3」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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